「ラーニング・ピラミッド」って、知ってます?
2025年9月5日 11時19分以前もお伝えしたかもしれませんが、「ラーニング・ピラミッド」って、ご存じでしょうか。
アメリカ国立訓練研究所の研究で、学習方法と平均学習定着率との関係を図に表したものです。
今日、なぜこのような話題を出したかというと、次の画像を見てください。
5年生の算数科の時間ですが、それぞれ電子黒板や黒板の前に立っているのは、「先生」です。
子どもが、「先生」としてみんなに自分の考えを「教えて」いるところです。自分がしっかりと理解して、言葉を考えておかないとできない活動です。
ここで、先ほどの「ラーニング・ピラミッド」の話に戻りますが、学習方法と学習定着率が7段階あるうち、一番定着率が低いのが、「講義」(座って講師の話を聞くスタイル)で、一番定着率が高いのが、「他の人に教える」だそうです。
このことを考えると、今回の5年生の授業で、「先生」をした子どもにとって友達に「教えた」ことは、大変学習定着率が高い活動と言えます。
(当然「教える」ためには、「講義」をはじめ、他の学習活動も必要であるし、この「ピラミッド」が全ての活動等に合致するとは考えにくいです。ましてや、「講義」を否定するものでもありません。)
この担任に限らず、教員は、「どうすれば子どもたちの興味・関心を高めつつ、より効果的な方法がとれるだろう」と、日々模索し実践しているところです。
そうそう!ここのクラスの子たちは、ノートの取り方も大変上手でした!これも、教師の洗練された板書による影響が大きいと感じています。